今冬注目の健康法、「頭寒足熱」って何?勉強にも役立つ最強健康法って本当!?

今年の冬は「厳冬」と言われています!その冬を暖かく乗り越えられる最強健康法の「頭寒足熱」とはいったいどんなものなのでしょうか?

頭寒足熱(ずかんそくねつ)って何?

頭寒足熱 読み方:ずかんそくねつ

頭部を冷たく冷やし、足部を暖かくすること。また、その状態。▽「頭寒」は頭部を冷やすこと。「足熱」は足を暖める意。このようにすると健康によいとされる。

日本では、昔から足を温め頭を冷やすことが健康に良いとされてきました!
皆さんも熱が出てしまった際に、布団で体を温めながらおでこに冷えピタなどを貼り冷やした経験があるのではないでしょうか?
そのような風習もこの言葉からきているのかもしれません!
ちなみにあの有名な夏目漱石さんもこの健康法について「吾輩は猫である」にて言及しています。
頭寒足熱は延命息災の徴と『傷寒論』にも出ている通り、濡れ手拭は長寿法において一日(じつ)も欠くべからざる者である。
夏目漱石「吾輩は猫である」より引用

なんで頭寒足熱は健康に良いとされているの?

では、なぜ足を温め、頭を冷やすと健康に良いとされているのでしょうか。

体の血液は心臓がポンプのような働きをすることで全身に送られます。そして血液は体の熱を運ぶ役割も担っています!

そのため、心臓から一番離れたところにある足元は血液のめぐりが悪く冷えやすくなってしまうのです。

また、足元から心臓に戻ってくる際は重力に逆らっているためさらに血流が滞りやすくなってしまいます。

そして、足元が冷えるとこれ以上体温を下げまいと血管が収縮しどんどん血の巡りを悪くし、悪循環に…。

このように血液の滞りが起きることで必要な部位に十分な血液や酸素などが届けづらくなることで身体に不調が現れてしまいます。

 

そのため、足を温め血管を開き、血の流れをスムーズにすることで不調が現れにくくなり健康に良いとされているそうです!

これと反対に頭は、脳があるため常に大量のエネルギーを消費しています。

常に活動するためには、多くの血液が必要であるため多くの血液が頭に送られ温まりやすく(火照りやすく)なってしまうのです。

その熱を外に放出できないと火照った状態となり、集中力が下がったり、知恵熱が出たりと不調が出てきてしまいます。

自分自身の身体で温度差が大きくならないよう、効率的に身体を温め、かつ頭をスッキリさせることで健康に過ごせるんですね!

さらに頭の熱をうまく逃がしてあげることを意識すると集中力の低下を防げて、勉強効率なども上がりそうですね!

頭寒足熱を生活に取り入れるには?

実際に生活に取り入れるにはどのようなことをしたらよいのでしょうか?

①足首を包む靴下/長ズボンを履くなど衣類で温める

くるぶしまでの靴下だと長ズボンを履いていても冷気が入り込み、足元が冷える原因となります。

靴の種類によってなど、靴下の着用などが難しい場合はブランケットをかけてあげたりするのも有効かもしれません!

②下半身を使った運動をする

ウォーキングやランニングなど下半身を動かすような運動をすることで温まります。

最初は簡単なストレッチから行ってみてもいいかもしれませんね!

 

上記二つのみを行ってもよいですし、頭側の熱を取ってあげるために冷えピタを貼ったり、小型扇風機などで風邪を当ててあげるのもよさそうです!!

③足湯

これは頭寒足熱の代表例ですね!冬に温泉地で屋外足湯に入ればまさに頭寒足熱!!

今年の冬は厳冬…!

2022年の冬は昨年に引き続き厳冬だといわれています!

頭寒足熱をうまく活用し一緒にぬくぬくとした冬を過ごしましょう!!

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