【最新情報】PS5のグラフィック進化がすご過ぎる!?気になる次世代機の性能とは?

2020年の年末に発売が発表された次世代機の1つである「PlayStation 5」が今話題となっていますね!先日行われたサマーゲームフェスなどで発表された実際のPS5のゲームプレイ映像では次世代機としての進化が著しく、期待がとても高まっています。実際にどれほど進化しているのか?今回は現状分かっている情報で徹底解説していこうと思います!

まず最初に実際のゲームプレイ映像を見てみてください

いかがでしょうか?正直今までのゲーム機とは比べ物にならないほど進化していることがわかるのではないでしょうか?ゲームなのか現実なのか見分けがつかないくらいのレベルまで来ていると思います。(笑)では具体的にどこが進化しているのか解説していきたいと思います!


目次


グラフィックの進化
光の表現の進化
音の表現の進化
物理エンジンの進化
エフェクトシステムの進化
アニメーションの進化
まとめ


 

グラフィックの進化

まず皆さんも一番気になるであろうグラフィックの進化からです。実際にどれほど進化しているのか、今までのPlayStationとわかりやすく数値と共に比較していこうと思います。

ポリゴン数


はじめに、グラフィックがどれ程キレイでリアルかを左右するのには、「ポリゴン数」というものが関係してきます。

ポリゴン数とは・・・ 

上の画像のように三角の形をしている面を三角ポリゴンといい、これを1ポリゴンとして数えられます。そして、これらのポリゴンを組み合わせていくことで立体的にキャラクターを作っていく仕組みになっています。つまり、原理上ポリゴン数が多ければ多いほどよりキャラクターや物体が具体的でリアルに表現することができる形になってます。

では次に、こちらのポリゴン数から歴代のPlayStationのポリゴン数を比較していきます。

歴代PlayStaionのポリゴン数


・PS1 100ポリゴン

 

・PS2 5700ポリゴン

 

・PS3 64000ポリゴン

・PS4 80000ポリゴン

 

PS5 3300万ポリゴン

PS1からPS2は57倍、PS2からPS3は11倍、PS3からPS4は1.25倍と年々進化率でいうと下がっており、次世代機であるPS5も心配されていましたが、PS4との差は実に「417倍」という過去最高の進化で、にわかには信じがたい桁違いの数字になっています。(笑)実際比べてみたらわかると思いますが、PS5においてはほぼ写真と見分けがつかないほどになっているんです。これほどまでのグラフィックを実現させるには膨大なスペックが必要だと思われると思います。では、「実際にどう実現させているのか?」について解説していこうと思います!


最強のSSD

まず最初に、PS5のSSDが1つの要因として挙げられます。EPIC GAMESのCEOであるティム・スウィニー氏は「PS5のSSDは現在購入できるPCの最強SSDよりも優れている」と発言しています。SSDとは、USBメモリーと同じように内蔵しているメモリーチップにデータの読み書きをするものであり、これがどのようにグラフィックと関係するかというと、PS5は

「フレームごとにキャラクターが動く中で、大量のポリゴンが常にロードされていくことでこのグラフィックが可能になる」

とされており、今までのような必要な時にロードを行うのではなく、常にロードが行われているということになります。しかし、このSSDだけではこのグラフィックを実現させるためには十分ではありません。もう1つ重要な要因となってくるのが次に説明する「Unreal Engine5」です。


Unreal Engine5

実際にこのグラフィックを実現させるためにもう1つの要因となってくるのがPS5に新たに採用されるエンジン、「Unreal Engine5」です。

特にこのUnreal Engine5に搭載される「Nanite」という機能がこのグラフィックを実現可能にしているとされています。この機能は2019年の映画である「ライオンキング」にも使われている機能であり、「10億ものポリゴンを劣化なしに2000万ポリゴンの描画に変えることができる」からこそあのグラフィックを実現可能なものにしているのです。

光の表現の進化

リアルなグラフィックを作り出すためにはポリゴン数などだけでは足りず、光の表現がとても重要となってきます。現実世界の光の動きを再現することで、グラフィックはより現実的になります。そのために以前から注目されていた技術として「レートレーシング」というものがあります。これは、光を現実世界と同じ方法で再現が可能になる技術なのですが、なんと今回のゲームプレイでは使用されていませんでした。

ではどのようにあのリアルな光を再現していたかというと、Unreal Engine5に「Lumen」という新技術が搭載されているからです。これは、レートレーシングと同じように光を現実と同じ方法で再現することが可能な技術であり、更にエンジンレベルで再現できるというのも特徴的です。

Lumenがエンジンそのものに入っていることで光を照らすシステムが組み込まれているのため、偽の影を作らなくていいからこそ、ゲームの制作時間も大幅に短縮できるかもしれないとされています!

音の表現の進化

 

次に音の表現の進化についてです。実際に上記のゲームプレイ映像の音を聞いてみたら音に迫力があり、本当に洞窟の中にいるかのような音がしたのではないでしょうか?これを可能にしているものこそ「サウンドフィールドレンダリング」という技術なんです。


サウンドフィールドレンダリング

実際にどのような技術かというと、ゲームプレイでも体感できるように、3D音響を体感できるようになっているんです!崖から岩が落ちてくる音や、水を通る音などが忠実に再現されていることがわかります。このリアルな音を再現するために、たとえば今回の洞窟の中を歩くシーンであれば従来のように録音した音をそのまま流すのではなく「実際の洞窟から反響データをとり、その場で計算して音を再現している」そうなんです!つまり、ゲーム内での動きが音の反射にどう影響するかなどが常に計算されて音が再現されており、現実世界とほとんど同じ音を体感することができるんです!


コンヴォリューション反響

これを可能にする上では「コンヴォリューション反響」という技術が用いられており、反射する物体の表面の性質データもとっているため、ツルツルしているものやザラザラした物の音の質感の再現が可能になっています!

しかし、ここで気になるのは「これらの音をリアルタイムで再現するためにはそれなりのデータ処理が必要になってくるのではないか?」ということです。

たしかに、この音を実現させるためには毎秒200回のオーディオ処理が必要とされています。しかしながら、これを可能にするのが「テンペスト3Dオーディオエンジン」というPS5に搭載されている音声処理の専用ユニットなんです!音声処理専用のユニットが積まれていることで、グラフィックなどの他のデータ処理の負担になりません

物理エンジンの進化

続いては、物理エンジンの進化についてです。Unreal Engine5において、物理表現や破壊効果を受け持つ「カオス物理システム」という技術が更にアップグレードされています!


カオス物理システム

このカオス物理システムがアップグレードされることで、1つ1つの物体が独立して動いているため、今回のゲームプレイであれば小石のそれぞれの重さや落下速度が計算されており、落下時の音もよりリアルに表現することが可能なんです!

エフェクトシステムの進化

今回、エフェクトシステムにおいてはかなり進化されることが注目されています。それは、「ナイアガラ効果システム」という技術の大幅な強化です!


ナイアガラ効果システム

では、このシステムが強化されることでどのような影響があるかというと、1つ1つの物体やNPC(ノンプレイヤーキャラクター)がそれぞれをそれぞれを認識して周囲の環境や状況を理解できるようになるそうです!つまり、これが可能になることで1つ1つの物体に命が吹き込まれるのと一緒と考えることができます。

アニメーションの進化

最後はアニメーションの進化についてです。今回アニメーションの進化には主に、「モーションワーピング」「プレディクティブプレイスメント」「コンテクスチュアルアニメーションイベント」という3つの技術が注目されているので、順に解説していきたいと思います!


モーションワーピング

こちらは、簡単にいうと「体の動きが滑らかになる」機能です。これが可能になることで、現行機などはキャラクターの動きがワンパターンで見飽きてしまうゲームも、ワンパターンではなくより人間味のある動きを楽しむことができるとされています!


プレディクティブプレイスメント

続いて、こちらの機能は「足場を予測して自然な動きを作り出す」機能です。これも、現行機ではあまり足場を表現し切れていない物も、物の凹凸などを理解することで足の曲がり方をよりリアルに忠実に再現することができます!


コンテクスチュアルアニメーションイベント

最後は、「シームレスにアニメーションイベントを開始できる」機能です。こちらにおいても、今までの現行機であれば一度暗転してからムービーシーンに入っていたものが、その垣根がなくなるため、より没入感を感じることができるとされています!

まとめ

いかがだったでしょうか?現行機からの進化が著しくわかるのではないでしょうか?PS5は最高の没入感を目指すとされていますが、Unreal Engine5の技術によって今までとは比べ物にならないほどの没入感を感じることができるのではないかと思います。まだまだ公開されていない情報も多いですが、新情報や本体のデザインが公開されるのが楽しみですね!


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